目指すかっこいいおじさんの定義
まず福山雅治さんや西島秀俊さんみたいな爽やかなイケメンおじさんになりたい訳ではありません。というか絶対になれません。生き方や肩書き等のその人個別の特長も真似してもできないので対象になりません。年齢は45歳以上くらい、私が現在53歳なので、50代を想定して書いています。
なお、かっこいい=モテるではありません。モテたいのであれば頑張ってお金を稼いだ方が早いです。チビ、ハゲ、デブで加齢臭がしてもお金持ちはモテます。同様にイケおじ、ちょいワル親父のような雑誌レオンに出て来るおしゃれなおじさんになりたい訳ではありません。私自身ファッションセンスも無いですし、ミラノ辺りのスケベそうな親父の真似事をしても日本のおじさんでは頑張ってる感が出てしまい好きではありません。
ここで言うかっこいいおじさんとは、佇まいとその人の醸し出す雰囲気がかっこいい人となります。街ですれ違った時に、あの人何か味があってかっこいいなと思えるようなおじさんです。それはその人の生き様が醸し出す雰囲気だから無理だよと言われそうですが、私はそれだけとは思いません。普段の生活の中で少し自分自身に目を向けて、諦めずに自分の個性だったり好きなスタイルを主張する事によって変わって行くと思います。
目指すおじさんの具体例
私は趣味のサーフィンで湘南の海に行くのですが、海に行くと私が目指すかっこいいおじさんによく出会います。中にはハゲている人もいますが総じて筋肉質の身体と浅黒い肌、10年以上着ているであろうデニムとTシャツを纏っていて、サーフィンが好きでその人の人生の主要な部分である事が見て取れます。このように雰囲気で一般のおじさんとはちょっと違う感じを出せるのがかっこいいおじさんの特徴です。
有名人、芸能人でかっこいいと思うおじさんを挙げてみます。一人目は、江頭2:50さん(55歳)です。先日ルイス・レザーの革ジャンを買う動画をYouTubeで出されましたが、街中でこんなおじさんに出くわしたら「おっ」と目を留めてしまいます。
次の私が憧れるかっこいいおじさんは、リリーフランキーさん(57歳)です。飄々とした雰囲気で彼が着ていると普通の服がおしゃれに見えます。リリーさんのようなおじさんって昔は親戚に一人はいました。冠婚葬祭などで親戚一同が集まった際に、親からあのおじさんとしゃべってはダメだと言われるちょっとアウトローな感じのするおじさんです。
私が思うカッコいいおじさんではハゲはいいけどデブはNGです。もちろんデブでかっこいいおじさんもいると思いますが、イメージが浮かんできません。お二人とも髪の毛は薄くなっていますが、スリムな体型は維持されています。また、お二人共に芸能人ですので見られる人間が持つオーラはありますが、彼らのバックボーンを知らずに街角で会ったとしても十分かっこよく映ると思います。
かっこいいおじさんになるには。
私の求めるかっこいいおじさんは、すごくニッチな領域です。たとえかっこいいおじさんになれたとしても、自己満足しかありません。これに似た考えとして、古い車を愛する旧車趣味が近いと言えます。現行車に速くて快適でカッコイイ車があるのにあえて旧い車に乗り続け、やれた感じもかっこいいと思える感覚です。多くの人には受け入れられないと思います。一部の好き者にシブいねーと言われるのが関の山です。だからかっこいい≠モテるだし、かっこいい≠オシャレなのです。
かっこいいおじさんになる第一歩は日常からの逸脱だと思います。無難だとか、予定調和の中からはかっこいいおじさんの雰囲気は出てきません。このブログを書くに当たって週末の街に出て見ました。髪型、服装、アクセサリーも完璧なイケおじや、バレンシアガを着た成金ちょい悪オヤジに遭遇しましたが、雰囲気と格好が見事に調和していて別にかっこよくはありません。おそらく彼らがその格好を選んだ根底には他者からの目線があり、簡単に言えばモテたいからだと思います。僕の目指すかっこいいおじさんたちは自分のやりたい事や着たい服に強烈な意思が存在しています。それが今の流行と合っているかとか、女性からの好感度は関係ないのです。個人としての満足度が高いから独特の雰囲気を醸し出しているのだと思います。
私自身かっこいいおじさんを目指して修行中の身です。とりあえず体重は10キロ落としてポッコリお腹はなくなりました。サラリーマンではないので、20代の頃に開けたピアスをまた付け始めました。髪も半年切っていないので、斉藤和義みたいになってきました。靴はバンズのオールドスクール、服は古着屋やメルカリで着たい物を漁っています。少しずつですが、なりたい自分になれているので気分はいいです。このブログが同世代のおじさん達のわずかでも参考になれば幸いです。